ガルダ湖で出会った、もうひとりの“Yoshiko”
——60代の私が感じた人生の贈り物
2025年5月16日、イタリア・ガルダ湖。
空はどこまでも澄み渡り、湖面は光をまとって輝いていました。
「こんな日があるから、人生って美しい」——そう思わずにはいられない朝でした。

この日は、私にとって特別な再会の日。
友人のルイーザがホテルまで迎えに来てくれて、彼女の愛犬“Yoshiko”に会わせてくれるのです。
そう、“Yoshiko”——それは、私の名前。
2024年3月、ルイーザが新しい家族として迎えたワンちゃんに、なんと私の名前をつけてくれたのです。

「えっ、私の名前?いいよ、うれしい。つけてあげて。」
そう言ったものの、心の奥ではじんわりと感動していました。

名前を贈るって、想いを贈ること。
そして今日、私はその“Yoshiko”と初めて対面しました。
小さな瞳で見つめられた瞬間、胸がふわっとほどけていくような感覚。
言葉では言い表せない、でも確かにそこにある“つながり”を感じました。

60代になって、旅の意味が変わってきました。
ただの観光ではなく、心が動く瞬間を探す旅。
人との絆、風景との対話、自分自身との再発見——それが、今の私の旅のかたちです。
イタリアは、そんな旅にぴったりの場所。
歴史ある街並み、美しい自然、そして人の温もり。
今回の旅で出会った“もうひとりのYoshiko”は、私にとって人生の贈り物でした。

🌸旅は、人生の深呼吸。
60代だからこそ味わえる感動が、ここにはあります。
次回は、ヴェローナの街角で出会った“思い出の魔法”について綴りますね。お楽しみに!
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